ポイント練習を続けて組み合わせる事をバックトゥバック、またはセット練習と言われています。僕はこの練習をとてもオススメしており、今回はその理由と得られる効果や注意点などを解説していきます!
バックトゥバックとは
バックトゥバックは強度の高い練習を、日にちを開けずに続けた日に行う組み合わせのことを言います。
主に、1日目にスピード練習、2日目に距離走やペース走が行われることがほとんです。
メリットや効果
バックトゥバックは実はとてもコスパが良い練習です。得られる効果には効果の増大、動きをよくすること、疲労の影響を少なくすることがあります。
これらは全て影響しており、なぜそうなるのか解説していきます
動きが良くなる
皆さんも体験したことがあるかもしれませんが、スピード練習の次の日で疲労があるはずなのに動きがよくなることが多くあります。それは高強度の練習などでスピードを出すことにより筋肉に刺激が入ることで起こります。
このような効果を得るために大会前日などに刺激と言われる短く速い練習が行われます。
そして、
実はきつい練習による筋肉の疲労感は練習の24時間後よりも、48時間後に表れることのほうが多い。
ダニエルズのランニング・フォーミュラ
と言われていることから、次の日に疲労感があまりない状態で練習をできることがあります。
練習効果の増大
1日目の乳酸や疲労残っていることにより2日目は、それを活かしてトレーニングすることができます。
オススメの組み合わせ
先ほど述べたように、スピード練習などによって次の日の筋肉の疲労感が薄れることがありますが、それを活かすことが重要になります。
そのためには、1日目にスピード練習、2日目に距離走といったものを行うと良いです。
1日目の練習としては、早めのインターバルや、坂ダッシュなどがオススメです。
2日目の練習はロングランやペース走などがオススメで、閾値走を入れることもオススメです!
注意点
負荷が高まる
疲労感を感じなくても1日目の疲労がある状態で行うので、筋肉などは回復していないことが多いです。そのため練習に対する負荷がいつもより多くなります。
そして普段と同じ練習をセットにして行う場合、負荷が上がり疲労感が抜けない場合があるので練習量を減らすなど、気をつけて行いましょう。
1日目の効果が薄れる場合がある
練習が終了すると体は練習で行ったことを吸収しながら回復に向かっていきますが、最後に与えられた刺激が優先されやすいために1日目の効果が吸収されにくくなる場合があります。
そのため、重要なポイント練習を行いたい場合、バックトゥバックを避けて行うといいかもしれません。
最後に
先ほど述べたように、1日目の効果が落ちる場合があります。2日目に有酸素能力を強化する練習を入れることが定番になっているバックトゥバックは、持久力向上に向いている練習だと言えます。
また、普段の練習より負荷が高まる場合があります。怪我に気をつけて行っていきましょう!
コメント